ルーン占い

ルーン占いとは

ルーン占いとは、遙か昔に北欧民族やゲルマン民族が使用していたルーン文字という文字を使う占いです。2世紀、あるいは3世紀前には確立されていたと言われるルーン文字は、ラテン文字の普及により、現在は廃れ、「失われた文字」として一部の意味が伝わるのみとなってしまいました。
ルーン占いではその文字を使い、託宣を受ける形で占います。
かつては、石や木、貝殻、金属、ガラスなどにルーン文字を刻み、占いに使っていましたが、現在は水晶などのパワーストーンにルーン文字を刻んだもの、またはルーン文字が描かれたカードを使って占うのが一般的です。タロットのように分かりやすい意味があるわけではなく、象徴的な意味を参照する他はインスピレーションを活用する占いです。ルーンを引く時に占う事柄を念じながら引くという形からも、託宣系の占いと言ってよいでしょう。

ルーン占いの方法

ルーン占いには幾つかの方法がありますが、現在一般的なものは、質問に合わせてルーンを引く形です。ルーンには正位置しかないもの、正逆があるものなどあり、出たルーンの配置とそのルーンの意味合いで物事の成り行きを占います。
ルーンオラクルという1つのルーンを引く形が有名ですが、他にもタロットのように複数のルーンを引く方法があります。

ルーン占いで分かること

ルーン占いで分かることは、今現在自分が置かれている状況や今後どういう流れで物事が進むのか、その事柄に関して本人が気づいていない隠された出来事、気をつけるべき点、得られる加護といったように、神託的な内容を多角的に見るのに適しています。
反面、相手の気持ちやどのように行動していけばよいかなどの具体的なアドバイスは不得意なところがあります。タロットのように占いの体系が確立されているわけではないので、分かる範囲や事柄は占い師によって大きく幅があります。

ルーンやルーン占いは大きな可能性を秘めている

西洋ではルーンは魔術に使われたり、護符として使用されたりしています。日本の占い師の中にも、ルーン占いで導き出されたルーンを護符として使う人がいます。
ルーン占いは海外のほうが盛んですが、日本でも少しずつ普及が進み、近年は海外の研究家が訪れて講座を開くなど、ルーンを知る機会が増えてきました。現状はまだ託宣的な使い方が主ですが、今後色々な占い方が広まっていく可能性があります。そのことからも、ルーン占いは数多くの可能性を秘めた占いと言ってもよいでしょう。

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