霊感とは
霊感とは第六感や直感力の一種で、常人には感じ取れない霊的な流れを感じ取る力です。能力の総称を「霊感」と呼んでいるので、人によって力の強さや出方が変わります。例えば、「霊視」「霊聴」「霊媒」などの霊的能力は霊感が目、耳、身体(意識)に発揮された結果、発露した能力です。かつては「特別な人や選ばれた人が持つ能力」と言われてきましたが、近年は霊感を持つ人が増え、比較的ポピュラーな能力となっています。
霊感は本来誰にでも備わっているはずのもの
一昔前までは「霊感」と言えば、霊をはっきりと視る力を指しましたが、近年は霊的な波動を感じる力全般を指しています。もともと霊感は多かれ少なかれ人間に備わってきたものだと言われています。赤ちゃんが突然泣き出したり、空に向かってしゃべったりするのは霊感によってそこにいる霊と会話しているのだという説があるくらいです。また、子供の頃は霊やお化けが見えていたという人も多くいます。しかしながら、多くの人は成長するにつれて霊的感性が鈍り、霊感を失っていきます。大人になっても強い霊感を持つ人は一握りと言ってもよいでしょう。
霊感とサイキック能力
霊感とサイキック能力の違いは何でしょう。分かりやすく言うならば、霊感は霊的感性として先天的な能力であると言えます。中には後天的に備わる人もいますが、そういう人の多くは臨死体験や神秘体験などを通して大きな霊的磁場に触れることによって、眠っていた霊感が開花した人たちです。霊感は能力を高めるという意味で磨くことはできても、開発することはできません。それに対してサイキック能力は、訓練次第で身につく可能性がある能力です。つまり、専門の学校に行って訓練をしたとして、霊感は身につかないけれどもサイキック能力は身につけることができます。
占い師は必ず霊感を持っているのか
霊感が本来すべての人に備わっているはずのものという原則をそのまま言うのであれば、占い師は霊感を持っていると言えます。しかしながら、占い師の中でも統計学をメインにする人や自身の霊感を否定する人は、霊感に頼ることをしません。また、ある程度の霊感を持っていたとしても、占い師として霊感をうたうほどにまで強くないという判断から、あえて霊感という看板を外している人もいます。しかし、占いは最終的には相手の悩みを読み取る能力がないとやっていけません。また、占いという仕事に就いたことによって、感性が研ぎ澄まされていく側面もあります。そういう点から見ますと、ベテランの占い師ほどある程度の霊感を持っていると言ってもよいでしょう。
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