白魔術とは
白魔術とは、海外に伝わる魔術及び呪術の一種です。愛と奉仕の精神でもって、相手の幸せを祈ることが発動の基準となります。魔術は法則にのっとり、時間や物質、祈りの力でもって高次の存在と契約し、人間が本来持ち得ないエネルギーを借りて行う術の一種です。白魔術では、天使や精霊と呼ばれる善意の存在と契約し、魔術を行います。善意の存在が相手なので、魔術の執行に代償を求められることはありません。ただし、執行には制約がつき、純粋な想いで幸せを願って行わないと効果が現れないと言われています。
本来魔術は1つである
本来魔術には白魔術も黒魔術もないと言われます。魔術はすべてをひっくるめて魔術であり、白の概念も黒の概念も混在しているとされています。しかしながら、中には悪意を持って魔術を行う人もいるわけで、そういう人たちと区別をするためにも、白魔術と黒魔術という区分ができました。
例えば、恋愛成就の魔術を例に取ると、白魔術として行う場合は、自分だけでなく相手の幸せも願い、2人がよい形で結ばれるように純粋な気持ちで願わなければなりません。ライバルがいる場合は、そのライバルを幸せにする他の異性が現れてライバルの人生も喜びに満ちるように願うことが大切です。(自分が好きな相手と無理矢理引き離すという気持ちは邪念に当たります)反対に黒魔術として行う場合は、ライバルを引き離し、相手に自分が打ち勝つ気持ちで行います。ライバルに心を移しかけている想い人の気持ちをねじ曲げるよう願うことも、黒魔術に入ります。要は、同じ事を願うにしても、自分及び相手の幸せを願って行うことは白魔術。利益を求めて行う、または作為的な気持ちを持って行う魔術は黒魔術に該当します。
白魔術が得意とすること
- 相手の幸せを願う
- 運気やエネルギーを回復させる
- 幸運を呼び込む(ただし、本人の本来の運気に準じたもの)
- 傷を癒す
- 除霊
白魔術が得意とすることは見返りを求めずに、祈りによって幸運を呼び込むことです。その気持ちが純粋であればあるほど、強い効果を発揮すると言われています。ただし、ここで注意してほしいのは、逆を言えば、純粋な気持ちがないと白魔術は成功しないということです。自分だけが得をしようという気持ちや見返りを求める気持ち、効果を期待する気持ちが強すぎると効きが悪くなると言われます。また、相手に対する恨みや妬みの気持ちがあっても効き目が悪くなります。
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