九星気学

九星気学とは

九星気学とは、九星と呼ばれる9つの星と干支を合わせた占いで、性質や性格、運勢、家相、方位などを見ることができます。九星と気学はもともと別の占いで、現代の九星気学は、明治42年に気学の祖とも言われる園田真次郎氏がまとめた「気学」がベースとなっています。九星気学は生年、生月、生日を9つの星に当てはめて占う占いで、専用の九星盤を出し、そこに配置された星の状態を見て占います。生年、生月、生日のすべてが分かれば高い精度で占うことができますが、すべての要素が分からず、生年だけや生年と生月だけでもかなりのことが分かるため、実際の鑑定現場で人気が高い占いです。盤も法則に従って簡単に出せるものなので、東洋占術を習得する占い師の中では速断がしやすいと評判です。

方位術としての気学

気学は方位術としても使用されます。気学を方位術として使う時には、移動の大きさによって、「年」「月」「日」のどの盤を重視するかが決まります。その上で吉方位を選び出し、最良の方位に行くことで福徳を得るというのが気学の考え方です。同じ方位術である奇門遁甲との違いは、効果の出方と即効性です。気学は気の学問とも言われる通り、ピンポイントの事象というよりはじわじわと効いてくる運勢を得意とします。方位術として吉方位に行った場合の効果も、即効性のある開運ではなく「福徳を溜める」「幸運を呼び込む」というようにゆっくりとした開運です。すぐに効果を求める人にはあまり向かないかもしれません。(ただし、凶方位に行った場合の作用は割と早く出現します)

家相術としての気学

気学で使う運命盤を利用して家相を見ることもできます。自宅の図面を運命盤の配置に照らし合わせ、どこの方位が欠けているか、どこに何があるかによって、その家の吉凶や運気の巡りを診断します。日本古来の家相術と融合しているため、家相術として学んでいる人も多いようです。

気学は時間で占うこともできる

九星気学の占い方の1つに時間立卦で現在抱えている問題がどうなるかを見る方法があります。これは依頼があった年、月、日、時間の4つに対してそれぞれ九星盤を出し、複合的に占って行く占法です。気学というよりは九星術になりますが、過去、現在、成り行き、結果を的中させる秘法として一部の占い師に受け継がれています。

九星気学で分かること

九星気学で分かることは、個人の性質、性格、運勢、相性、家相、開運法など様々です。陰陽五行思想や易の概念が入っているため、どんな問題も幅広く占うことができます。また、相手から電話がかかってくる時期、面接または働く予定の会社との縁などを見ることも可能です。

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