数秘術とは
数秘術とは名前や生年月日をある法則にのっとって数値化し、その数字によって性格や運勢を占う占いです。法則に基づいて生年月日を足すなど、判断の基準となる運命数を簡単に割り出すことができるのが特徴で、時間をかけずにその場で答えが出せる占いとして人気があります。
近年ではカラーセラピーの分野でも利用され、自身の性格や性質、宿命を知るツールとして認知度が高まっています。名前・生年月日共に運命数の割り出し方は流派によって異なり、判断にも若干の違いがあります。
尚、数秘術を使う人の多くは、「数秘は占いではなく学問である」という考え方から、数秘学という呼び名を使っています。
生年月日の使い方
生年月日を足して単数化することでその人の基本性質、運気、使命、バイオリズムを見ていきます。また、「生年」「生月」「生日」を使うことで一生を通じた大きな運命の流れを見ることもでき、簡単ながら高い的中率を誇ります。この他に、年運や月運を見るのにも生年月日を使います。実際の鑑定の場で数秘術を使う場合は、出すのに時間がかかる名前ではなく、生年月日を使うのが一般的です。
名前の使い方
名前すべてをアルファベットに直した上で、アルファベット表に割り振られた数字を当てはめ、法則に基づいて足すことで内面や外面、社会性、適職などを見ていきます。生年月日が運命や性質を表すのに対して、名前は対人面や社会面など、外の世界と関わる時に必要となるものを見る傾向が強いようです。
尚、アルファベットの変換表には2種類あり、流派によって使うものが異なります。
カバラ数秘術とその他の数秘術の違い
現在広まっている数秘術は大きく分けると、「カバラ系」と「それ以外」という括りに分かれます。数秘術においてマスターナンバーと呼ばれる11、22、33のぞろ目を使用するのはカバラ系です。それ以外の数秘術では、マスターナンバーは使用しません。また、数秘術に対応する色も異なり、例えば1に対応する色がカバラ系は白(威厳。何にもそまらない。カバラではケテル、王冠、絶対的なもの)なのに対して、それ以外の数秘術では赤(情熱、始まり、絶対的なもの、男性の象徴)というように、基準となる対応が大きく異なります。
カバラ系とその他の数秘術では、数字の出し方も異なります。(計算方法は一緒だが注目する数字の算出法、基準が異なる)
ただ、最近は判断の基準や数字の意味、マスターナンバーの扱いなど、カバラ系とそれ以外との境界線が曖昧になっている数秘術も増えてきました。数秘術は未完成の占いです。今後も様々な流派や判断が出てくると思われます。
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