ジプシー占い

ジプシー占いとは

ジプシー占いとは、かつてヨーロッパにいた移動型民族が好んで使った占いの総称です。ナポレオンのことを「王の中の王になる」と予言したルノマン婦人の印象が強いため、カード占いを指していると思われがちですが、実際には木の葉や木片、石ころ、貝殻などを使う占いもありました。また、トランプを使った占いも一般的です。
現在では多くの場合、ルノマンカード占い、またはトランプ占いについて指しています。(ただし、その他の占いを指す場合もあります)

主なジプシー占い

ルノマンカード占い

ルノマンカードと呼ばれる36枚のカードを使って占います。タロットカードよりも少ない枚数で占いますが、カードの中にある絵柄がどこを向いているか、キーカードとの位置関係、数字がつながっているかなど、カードと他のカードとの関連性を重視してコンビネーションでリーディングします。

トランプ占い

遊戯にも使われるトランプを使って占います。トランプのスート(タロットカードの小アルカナの元になっているとも言われる)を、スペードを剣(知性、仕事)、ハートを聖杯(愛情)、クラブを棍棒(情熱、行動、戦い)、ダイヤを貨幣(お金、物質)に見立てて数字の意味や並びで占います。日本でもタロットが一般的になるまでは、西洋のカード占いと言えばトランプ占いが主流でした。

タロット占い(マルセイユ版)

現在流通している絵札のついたタロットカードは魔術体系を含んで編纂されたものがほとんどですが、一番古いタロットとも言われるマルセイユタロットは、ジプシー占いの流れを汲んだタロットです。占い方はルノマンカードと似ていて、ジプシーが移動の中で独自のカードの他、トランプやタロットカードなど、その時手に入ったものでカード占いをしていたのが分かります。

ルーン占い

北欧の文字ルーンを使った占いです。文字の意味合いとその言葉から受ける直感、インスピレーションで占います。

リソマンシー

特別な意味合いを持つ文字やサイン、印、象徴などが描かれた木片、または貝殻、葉っぱ、動物の骨、石などを投げ落とし、散らばってできた形とそれぞれの距離や関係性で占います。占う時は、予め落とす場所を決めておき、その場所に残った象徴のみで占います。現在では水晶などを使ったパワーストーン占いとしてのリソマンシー、またはルーン占いの1つの占い方として残っています。

キャンドル占い

キャンドルを見て、炎の揺らぎ方で未来や吉凶を占います。

ダウジング

ペンジュラム(振り子)を使い物事の吉凶を占います。

ジプシー占いが得意とすること

ジプシー占いが得意とすることは、生活における問題全般です。恋愛、仕事、人間関係、その他ほとんどすべての悩みに対応できると言ってもよいでしょう。

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