姓名判断とは
姓名判断とは日本で確立された占いで、名前の形や画数を使って占う占いです。多くの場合、姓や名に使われている文字の画数から、「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」の5つの要素を出し、それぞれに対して吉凶を見ていきます。流派によって画数の出し方や判断のポイントが異なるのが特徴です。
流派によって違う姓名判断
姓名判断には無数の流派があり、それぞれ判断方法が異なります。流派による大まかな違いは以下の通りです。
- 陰陽五行思想を判断に取り込んでいる
- 姓か名のどちらかが漢字一文字の場合は1を足す
- 数字をそのまま使うか、一の位のみ、または単数化するなど法則性に従って使うか
この他に、名前の読みを重視するなど、流派によって判断のポイントは様々です。
珍しい姓名判断(日本)
画数に六親を割り振り他の占いと絡める姓名判断
大半の姓名判断が漢字の画数をそのまま使うのに対して、姓名判断の中でもごく少数の流派は、出した画数を元に東洋占星術の星(比肩、劫財、食神、傷官、正財、偏財、正官、偏官、印綬、偏印など)を割り振り、それを他の占いに絡めて更なる吉凶を占います。これは、姓名判断の欠点である「同じ名前の人は同じ運勢になる」という点を克服するための1つの手法と思われます。
画数を出さずに象形文字または漢字の原型に変換して占う姓名判断
主に、神道系や霊感系の方が使う姓名判断です。漢字を一文字一文字変換し、その形や意味合いなどで占います。
名前の音で占う姓名判断
最近はあまり見かけなくなりましたが、日本には古くから名前の音で占う占いがあります。この方法では名前を平仮名に直した後、その音で占います。五十音すべてに意味があるという日本古来の考え方に基づく占いです。
数秘術を元にした姓名判断
西洋でよく使われている数秘術の中にも、姓名判断があります。数秘術による姓名判断では名前をすべてローマ字化した上で法則に基づき運命数を算出し、その数によって性格や社会性などの運勢を占います。尚、数秘術によってはアルファベットの数字対応が一部異なるものがあります。
姓名判断の欠点
名付けの本が出るほど浸透している姓名判断ですが、よく言われる欠点として同じ名前、画数の人は皆同じ運勢になるという点があげられます。これは主流となっている流派の姓名判断が名前のみで判断するタイプのものだからだと思われます。その点を補うために、占い師によっては相談に来た時間や生年月日を絡めて占う手法を取る人もいます。
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