カバラ占術とは
カバラを使った占いのことで、主にカバラ数秘術のことを指します。カバラ数秘術は、通常の数秘術(数秘学)と異なり、カバラの概念を元にしているのが特徴です。判断の基礎となる数字のとらえ方が異なり、数秘術を「当てるための占いではなく魂や精神の成長を促す学びの占い」と考えています。
カバラ占術と数秘術の違い
一般的な数秘術では、名前や生年月日を足して行き、1~9までの数字にした上で性質や運勢を占います。これに対してカバラ占術は、足した時に11、22、33というぞろ目の数字になった時はそのまま採用し、1~9、11、22、33の数字で性質や運勢を判断します。
尚、11、22、33はマスターナンバーと呼ばれ、この数字を持つ人は他の人よりも強い運命や運勢、高い霊性を持つとされています。
カバラ占術では数字はカバラの生命の樹に対応している
カバラ占術では各数字は生命の樹(セフィロトの樹)に対応していると言われています。生命の樹はカバラで最も重要視される思想体系で、セフィラと呼ばれる10個の王国(影の王国を合わせると11個)とそれぞれをつなぐ22本の小径(パス)で成り立っています。
カバラの思想はタロットカードにも取り入れられており、小アルカナの1~10までの数字と22枚の大アルカナは、それぞれセフィラとパスに対応しています。
10個のセフィラはそれぞれの意味を持ち、その意味はカバラ占術の判断の基本となっています。また、数字の出方によってはパスの意味も判断に加味できるため、単純な数秘術とはひと味違うのがカバラ占術の特徴です。
カバラ占術とカバラ数秘術は厳密に言うと異なる
カバラ占術はカバラを使った数秘術の中でも、特にカバラを大切にした占いだと言われます。カバラ数秘術の中には、カバラ数秘術と銘打ってはいるものの、色の対応は一般的な数秘術のものを採用しているという流派もあります。そうなると、厳密にはカバラを取り入れた数秘術であり、カバラ数秘術を断言することは難しくなります。その点、カバラ占術はカバラの精神を大切にし、カバラ的判断を重視した本格的なカバラ数秘術です。
海外では色々な観点から活用されるカバラ占術
カバラ占術に関しては、日本よりも海外の方が盛んです。もともとカバラは宗教的概念であり、ユダヤ人に受け継がれてきた生活における教訓的な思想です。そのため、海外ではごく普通に受け入れられている部分も多く、カバラ占術も日本のように名前や生年月日で占うだけでなく、その日の年月日から出した数や目についた数字で占うこともあります。
名前が先行していますが、実際には日本ではまだまだ馴染みが少ない占いの1つと言ってもよいでしょう。
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