手相占いとは
手相占いとは、手のひらに現れる線や色、肉付きなどに注目して運勢を占う占いで、手に現れる相の位置によって、結婚運、恋愛運、金運や健康運他、どんなトラブルが起きるかなどを見ることができます。過去~現在、近未来まで占うことができ、人気のある占いの1つです。
本来手相占いでは、手のひらの線だけでなく手の形、色や肉付き、柔らかさなども合わせて見るため、対面で占うことが前提となっています。しかし近年は写真やスキャナーなどを利用してインターネット占う手相占い師も出てきています。これらの方法では、肉付きや柔らかさなどは見ることができませんので、占う時には線の状態や色が判断の中心となります。
手相占いの起源
手相占いは歴史が古く、古代インドが源流だと言われています。その後、仏教と共に中国に渡り、五行思想や易経思想などを取り入れたものが東洋手相術として発展しました。また、ギリシャなど西洋圏で広まり、西洋哲学や西洋占星術の概念を取り入れたものが西洋手相術として広まりました。
東洋手相術と西洋手相術の違い
東洋手相術
東洋手相術の特徴は、「聖職紋」や「三奇紋」というように、手のひらの線が作る相に対して「○○紋」という名前がついており、その形によって運勢が決まるとされていることです。形の中には複雑なものも多く、無数のパターンを覚える必要があります。また文献も古く専門的なものがほとんどです。そのため東洋手相術を習得するには、師について勉強をするのが一番とも言われます。
そもそも東洋手相術は人相学の中で発展してきたという流れがあり、本格的に習得するには人相学を学ぶ必要があるとも言われています。
西洋手相術
西洋手相術の特徴は、「金星丘」「火星丘」など占星術に基づいた丘(場所)があり、その場所がどのような状態か、どういった線が出ているかによって答えが決まるなど、法則性がしっかりとしているところです。数多くの書籍が出版されており、勉強がしやすく実践の場でも使いやすい占いだと言われています。
現代の主流
数十年前までは東洋手相術の鑑定師もよく見かけましたが、勉強のしやすさや実践への応用の効きやすさなどから、現代の主流は西洋手相術または西洋手相術に東洋手相術をミックスしたものになっています。これは学びやすさの他に、相談に訪れる人の悩みが西洋的になってきたということも一因であると言われています。
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